8、松島最古の松島八幡
松島の総地主とされる葉山神に対して、松島の神祠仏閣中の最も古きものとされているのが松島八幡でありました。『鹽松勝譜』にもそう記されております。
このあたりについての私論は既に触れましたが、この社の本来の姿は、おそらく「松島明神」か「葉山権現」であって、それが多賀城時代の坂上田村麻呂によって多賀國府に近い八幡(やはた)地区にも持ち込まれたのでしょう。
おそらくはその後、多賀城城下を壊滅させた貞観の大津波で被災し、難を逃れた末の松山に再建された八幡神社に合祀され、それを機に八幡ブランドが松島五大堂の旧社にも逆輸入されて、松島八幡なる社に変ってしまったのではないでしょうか。
松島の総地主とされる葉山神に対して、松島の神祠仏閣中の最も古きものとされているのが松島八幡でありました。『鹽松勝譜』にもそう記されております。
このあたりについての私論は既に触れましたが、この社の本来の姿は、おそらく「松島明神」か「葉山権現」であって、それが多賀城時代の坂上田村麻呂によって多賀國府に近い八幡(やはた)地区にも持ち込まれたのでしょう。
おそらくはその後、多賀城城下を壊滅させた貞観の大津波で被災し、難を逃れた末の松山に再建された八幡神社に合祀され、それを機に八幡ブランドが松島五大堂の旧社にも逆輸入されて、松島八幡なる社に変ってしまったのではないでしょうか。